作家・ドイツ文学者の中野京子さんが、画期的な美術解説書『怖い絵』を初めて世に送り出したのは10年前。絵はただ見るのではなく、歴史的文化的背景とともに“読む”と面白いというメッセージは反響を呼び、シリーズ化されて多くの読者を獲得していった。人気小説家の宮部みゆきさんも、そんな『怖い絵』の大ファン。このほど中野さんが特別監修を務める「怖い絵」展(産経新聞社など主催)の関連イベントとして、宮部さんと中野さんによるトークショーが実現。宮部さんからは、絵に触発された新作の構想まで飛び出し、会場は大いに盛り上がった。(黒沢綾子)
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もともと画集を見たり展覧会に行くのが好きで、書店では美術書のコーナーも必ずチェックするという宮部さん。「『怖い絵』と来れば、そりゃ買いますよね。初巻から本当に面白かった」と語ると、中野さんも「まさか宮部さんが読んでくださってるとは。(聞いたとき)すごくうれしかったです」。美術を面白く解説する語り手、アートテラー・とに~さんの司会で、トークは和気あいあいと進んだ。
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