長崎市は３日、今年で１５０年を迎えた明治維新で立役者となった幕末の志士・坂本龍馬をテーマに、俳優の武田鉄矢さん（６８）を市内に招きトークショーを開いた。市が運営する亀山社中記念館で名誉館長を務める武田さんは「失敗も多い男だった。間違いの数が人の個性をつくっていくことを、私たちに教えてくれた」と、龍馬の魅力を熱く語った。
時代劇で龍馬を演じたこともある武田さんは、小説で描かれる失敗談を紹介。「良いやつだと感じた敵を、切り付けなかったこともある。正解だけでは（人生は）つまらない」と、市民ら約１２０人に語り掛けた。
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