去る9月15日、飯田橋の角川第三本社ビル セミナールームで、「シャープ『AQUOS 8K』体験&トークショー」が開催された。今回は、先日発表されたAQUOS 8K、LC-70X5008Kの認知・理解促進とプロモーションの一環としたクローズイベントとして実施されている。
今回はASCII編集部のスピーディ末岡氏が司会を務め、アシスタントとしてSKE48の松村香織さんも参加した。松村さんは自身でもSKEのライブの裏側などを撮影、編集しているが、普段は2Kクォリティ(使っているPCのスペックの問題)で、8Kは遠い存在に感じていたという。
また今回のLC-70X500については、業務用8Kモニターが1,600万円ほどしていたのに対し、実勢価格が100万円に下がったことに、思わず「ぼったくっていたんですか?」と発言、会場の笑いを誘った。
そんな中、8Kの現状を解説するパートとして、シャープ株式会社TVシステム事業本部国内事業部8K推進部長の高吉秀一氏と同栃木開発センター第二開発部長の高倉英一氏とのトークから始まった。
まず8Kの現状を整理して欲しいという質問に対し、高吉氏は8K放送が2018年からBS左旋電波を使ってスタートすることを紹介。8Kは既に遠い先のものではなく、それを踏まえてシャープでは今回家庭用製品を発売することにしたと語った。
そしてもうひとつ、松村さんから質問のあったLC-70X500の価格については、高価なFPGA(プログラム可能な集積回路)をワンチップ化するといった開発陣の努力と量産効果が大きかったなど、理由をわかりやすく説明してくれた。
続いて8Kはこれまでの2K/4Kと何が違うのかという点について、高倉氏が解説した。
第一が高精細化に伴なう臨場感再現の向上で、その次が実物感(本物らしさ)だという。特に実物感については人間の目の知覚として8Kの解像度があれば充分というNHKの研究結果も併せて紹介され、8Kの可能性の高さが示されていた。
さらに8Kでは3Dソースでなくても充分な立体感も体感できるので没入感も高まること、さらには持ち前の情報量により2Kや4Kでは見えなかったものまで識別できるので、新たな発見と感動を得られるという。
高吉氏と高倉氏はLC-70X500のアップコンバート能力にも触れ、4K放送やブルーレイなどを8Kに変換して楽しんだ方が、これまで以上に高品質でコンテンツを楽しめると話していた。
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