2017年9月18日月曜日

映画リベリアの白い血監督トークショー - 岐阜新聞

写真:映画「リベリアの白い血」監督トークショー
「リベリアの現実に寄り添う姿勢で撮影に臨んだ」と語る福永壮志監督=岐阜市日ノ出町、シネックス

 米国とリベリアで製作され、第65回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品された映画「リベリアの白い血」の上映会と監督福永壮志さん(35)のトークショーが17日、岐阜市日ノ出町のシネックスで開かれた。

 同作品は、リベリアのゴム農園で働く男性が米国ニューヨークでタクシー運転手となる物語。農園の過酷な労働環境、暮らしぶりを丁寧に描き、異国の地で過去の内戦の記憶に苦しみもがく姿を活写した。2015年に米国で公開。世界各地の映画祭で高く評価され、2年越しで日本での上映が決まった。

 トークショーは岐阜新聞社とシネックスが共同で企画する「岐阜新聞・映画部」(キリンビール、大和証券協賛)が主催した。福永さんは、リベリアでの撮影で実際の村民をキャスティングし、現地の俳優らと相談してせりふも変えたと説明。「現実と切り離された作品にしたくなかった。ドキュメンタリーの手法を多用し、実際に起きていることに寄り添う姿勢で臨んだ」と話した。

 自身もニューヨークに12年住んでおり、「母国を離れて感じた孤独や閉塞(へいそく)感は映画に表れていると思う」としながら、「1人の人間を描きたかった。観客には、主人公のその後の人生を想像して映画の世界を広げてもらいたい」と語った。

 同作品は22日までシネックスで上映される。

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