2017年9月28日木曜日

稀代の知識人丸屋九兵衛が恒例のトークショーを開催 テーマは差別用語 - エキサイトニュース

9月23日(土)に渋谷のレッドブル・スタジオ東京ホールにて、音楽ウェブサイト『bmr』編集長であり、幅広い分野において評論活動を行なっている丸屋九兵衛のトークライブが開催された。

今回のイベントは、「第一部+第二部+交流会」という構成。前回と同様、合計6時間に及ぶ特大ボリュームとなった。その第一部は、日本におけるブラック・カルチャー・リテラシーを底上げすべく企画された新トークライブ・シリーズ『Soul Food Assassins(ソウルフード・アサシンズ)』の第2回。ツイッター投票にて決定したテーマである「差別用語の基礎知識」についてトークを展開した。

ご存知の通り、ラップであれ、コメディであれ、ブラック・カルチャー周辺のコンテンツには人種関係の話題が多い。「とりわけ90年代以降のヒップホップの世界では、あえて直接的な表現を行う事で路上のリアルを表現しようという動きが広がっていったため、差別用語や放送禁止用語の意味やニュアンスをしっかりと理解していないと、作品が持つ意味合いが分からなくなってしまう」と丸屋は語る。

話題は「差別用語とは何か?」へと移っていく。日本においてはまだまだ良い意味で使われがちな<オリエンタル>という言葉だが、アメリカでは既に差別用語。「もしあなたがアメリカ人に<オリエンタル>と言われたら、それは侮辱されている事に他ならない。<エイジアン>だろ?と言い返さないとナメられます」と丸屋は断言。

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